今朝の村上隆氏の言葉に痛く感動したので載せてみる。

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キュレーション

どうも。今村亮です。

日本での展覧が無いので作品見たさに韓国への日帰り旅行をするくらい敬愛する、現代美術家 村上隆氏のFacebookの朝の投稿で、深く刺さるものがありましたので紹介してみます。

芸術とは、蓮の花、である。

その花の美しさは汚泥の中身の腐り具合の深度によって測られる。
 芸術の発生の温床とは、腐っている、腐りきらねばならぬ。

だから故に絶対的に美しい。

なぜなればそれは人間の真実を活写出来ているモノであるからだ、活写出来ていないモノは美しくもないし芸術でもない。

 ジブリは奇跡であった。

敗戦国日本のリアルに根ざせた奇跡であった。

敗戦国日本で咲いた花であった。

芸術であった。

「風立ちぬ」は良い作品であった。

観るたびに、涙が溢れ出てしまう。

そのあまりにも情けない自画像に。
 しかし、その情けなさこそが美であると言う、不可逆が切ない。

こうして文章を書けば、それなりな雰囲気だが、それを現実に生きるのはかなりなコト、である。
 宮崎駿はそれを生きた。

 昨日も2回、流し観をして、泣いた。

そして、己の行く末を想った。
 情けなくも腐った己を溜め込み、熟成させ、饐えた臭いを発散させ、死ぬまでこの身を晒す覚悟を、何度目かの覚悟を決めた。

Facebookより

コンプレックスを力に作品を制作している氏の言葉に込めた強さを感じました。

アーティストは亡くなってから有名になり文言や思想が掘り返されて広まったりすることがよくありますが、こうして生の言葉を受け取れることに感動し、私などでは及ばぬその意味を知りたい。

そんな時代に感謝したいと思うわけです。

今年は10月に、待ちに待った日本では14年ぶりの個展が開催されます。

オタクを文化を安易に模倣した。

とまで酷評される作品がどういう評価をされるのか大変楽しみです。

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