朝の日課としてFacebookを通勤電車の中でみるんですが、開いた時に、”なん年前の今日の投稿”ってのがでてくるんですね。こんな感じ。
で、なん年前の自分はどんなことに興味があって、どんな感じだったかがうかがい知れるいい仕組みになっています。
過去にいいと思ってシェアした内容とか、わりと全部見ちゃう、いわゆる過去を引きずるタイプの私はそれを見てうんうん。よしよし。と安堵を浮かべるのです。
そんな中、過去にシェアしていたメタップスの佐藤さんが書いた文章を2年経って読んで、たぶん2年前と同じように震えたわけです。この人天才かよ。
佐藤さん率いるメタップスは、ビックデータとA.Iを使い、アプリ収益化プラットホームやSPIKEという誰でも簡単に無料でオンライン決済を導入できるサービスを展開しています。
もともと国内メインのSEO事業が柱でしたが、少子高齢化による人口減少で日本国内の産業が縮小していく未来に備え、外貨を稼ぐことにシフトします。
アジアNo.1を目指してきた事業で、”まてよ。No.1って誰かの作ったルールのNo.1じゃね?てことは常にNo.2なんじゃね?プレイヤーはルールそのものにはかなわないから。”という賢すぎてよく分からない考えに至ります。
そして誰かのルールで競争を繰り返すことは思考停止と切り捨て、より良いルールを作るろうと模索します。
すっごい理論的で超理系思考。憧れます。
今の世の中の仕組みを知ること。
“現実はおおよそ3つの異なるメカニズムが併存し相互に影響を及ぼしており、それらが未来の方向性も決めている”
お金(経済)、感情(人間)、テクノロジー(技術)
この大まかな3つのバランスを保つことで世の中は回っているというのです。利己的に経済活動をしたり、人から共感を得ても経済的価値が伴わなかったり、人の倫理を無視したテクノロジーはなかなか進まないなど。
“世の中は連立方程式のようなものだ”
こちらは竹中平蔵氏の言葉ですが、xyzのバランスやで。とうことですね。
この辺りはすごく腑に落ちます。
私はここ最近、白や黒ではないグレーこそが一番大切なんじゃないか。と思うようになりました。どちらが多くても考えが偏ってしまいます。先の本文中にもありますが、本当に自然界に似ていて色んなもののバランスが絶妙にマッチしてこそ成り立っているんだと思うんです。10代の頃は白なら白、黒なら黒で突き進んでいましたが、確かにそれではうまくいかない事が山ほどあったように思います。
さらにイノベーションについては、
歴史的な変化を見るとそこにいた当事者が世界そのものを変えたように私達の目には映りますが、実際は彼らがやらなくても誰かがやったのは想像できます。その意味では彼らは「来たるべき未来」の実現を早めた、というほうが正確かなと思います。
これも達観した見解ですね。先ほどの3つのバランスが取れた間が世の中の仕組みであり、ルールであるなら、その3つのバランスが取れたままの先が未来で、その未来はある程度決まっている。ただこの3つの進む先はかなり開きがあるので、自然とバランスのとれた部分の開きもかなりのものです。
そして最後に
“私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです”
これは完全に同意です。やりたいことをできるうちに。まだまだ生き急がねばなりません。
以上Facebookが思い出させてくれなくなったときのために忘れてしまわないように書き留めておきました。